○有機農業を始めるまでの道のり（動機）

おかもファーム代表 岡本高憲は、１０年の公務員生活でしたが、「先輩、後輩、同期、パートさんなど関わってくれた人」や「仕事」に恵まれすばらしい１０年を過ごしてきたと思っています。

でも、仕事を終えたときの達成感や嬉しさはありましたが、仕事に対する充実感ややりがい、楽しさという面では、残念ながら感じることができませんでした。人や仕事に恵まれ良い仲間もできましたのでこのまま公務員として続けていても申し分なかったのですが、今後の人生のことを考えると仕事に対する充実感ややりがい、楽しさという面でこのままでいいのだろうかという思いがどうしても消えませんでした。

そういう思いのまま仕事を続けていた頃、農作業体験を通じ、青々とした田んぼや畑の色（視覚）、鳥や生きものの声（聴覚）、田舎の空気の臭い（嗅覚）、収穫されそれを食べたときの味（味覚）と感動、触った土のあたたかさ、やわらかさ、懐かしさ（触覚）、これらの五感すべてがすばらしいと思うようになり農業に魅力を感じるようになりました。

そして、農業の事を調べ体験していくうちに農業の充実感ややりがい、楽しさを感じるようになり、この感覚がずっと続いたらどんなにすばらしい人生になるだろうかと思うようになりました。その思いになってからはトントン拍子です。

さて、農業をするのだったら何の農業をしよう？「１．健康、２．食べたい、３．食べてもらいたい、４．自然を多く感じる、５．楽しい」をキーワードに考えてみました。すると、有機農業が浮かびあがり現在に至っています。

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